7月26日、不動産および投資運用会社のJLLは、ベルリンを拠点とするビルディング・サステナビリティ技術プロバイダーのEnvio Systemsを買収したことを発表した。
2013年に設立されたEnvioは、ビルシステムのデータを統合し、より持続可能なビル運営を実現するための予測分析およびビル自動化を提供する。同社のハードウェアとソフトウェアは、HVAC、照明、エネルギー管理などのシステムや機能にわたるセンサーやアプリケーションからのデータへのアクセスと分析を可能にし、ユーティリティや運用、健康や快適性、サステナビリティに関する予測的な意思決定を促進する。
国際エネルギー機関(IEA)と国連環境計画(UNEP)によると、ビルや不動産は、炭素排出量の約40%を占め、地球温暖化問題の大きな要因となっている。また、その長期的な性質から、代替が最も困難な排出源の一つでもある。
JLLによると、Envioの技術は、インテリジェントで持続可能なビルディングソリューションを提供するプラットフォームの中核インフラとして機能し、現行のビル運営モデルを破壊するものだという。
【参照ページ】
(原文)JLL acquires Envio Systems to accelerate smart and sustainable building capabilities
(日本語訳)JLL、ビルディング・サステナビリティ・テクノロジー・プロバイダーのEnvioを買収