7月12日、グローバルなアドバイザリー、ブローカー、ソリューション企業であるWTWは、フィンテックスタートアップのButterwireの買収を発表した。
スコットランドのグラスゴーを拠点とするButterwireは、データ分析、AI、機械学習プラットフォームを提供し、投資家がファンダメンタル、マクロ、クオンツ、トレンドデータを分析できるようにする。本買収により、研究、データサイエンス、ソフトウェアエンジニアリングの専門家チームがWTWに加わり、WTWの幅広い気候・投資サービスを補完する。
Butterwireは、WTWのClimate and Resilience Hubの一部となり、企業、金融機関、公共機関に分析、アドバイス、取引サービスを提供する。
本買収は、両社の長期的なパートナーシップに基づくもので、Butterwireのソフトウェアは、パリ協定の目標を遵守することで株式や債券の評価に予想される影響を定量化するWTWのClimate Transition Value at Risk手法にすでに組み込まれており、投資家や政府、企業が気候変動の金融リスクを管理・対処するのを助けるために昨年開始したWTWのSTOXX Climate Transition Indicesも下支えする。
【参照ページ】
(原文)WTW boosts climate risk analytics expertise with Butterwire acquisition
(日本語訳)WTW、Fintech企業であるButterwireを買収し、気候変動分析能力を強化