WTW、Fintech企業Butterwireを買収し、気候変動分析能力を強化

7月12日、グローバルなアドバイザリー、ブローカー、ソリューション企業であるWTWは、フィンテックスタートアップのButterwireの買収を発表した。

スコットランドのグラスゴーを拠点とするButterwireは、データ分析、AI、機械学習プラットフォームを提供し、投資家がファンダメンタル、マクロ、クオンツ、トレンドデータを分析できるようにする。本買収により、研究、データサイエンス、ソフトウェアエンジニアリングの専門家チームがWTWに加わり、WTWの幅広い気候・投資サービスを補完する。

Butterwireは、WTWのClimate and Resilience Hubの一部となり、企業、金融機関、公共機関に分析、アドバイス、取引サービスを提供する。

本買収は、両社の長期的なパートナーシップに基づくもので、Butterwireのソフトウェアは、パリ協定の目標を遵守することで株式や債券の評価に予想される影響を定量化するWTWのClimate Transition Value at Risk手法にすでに組み込まれており、投資家や政府、企業が気候変動の金融リスクを管理・対処するのを助けるために昨年開始したWTWのSTOXX Climate Transition Indicesも下支えする。

【参照ページ】
(原文)WTW boosts climate risk analytics expertise with Butterwire acquisition
(日本語訳)WTW、Fintech企業であるButterwireを買収し、気候変動分析能力を強化

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る