世界風力エネルギー会議、洋上風力発電に関する新レポート発行

6月29日、世界風力エネルギー会議(GWEC)は、「グローバル洋上風力レポート」を発表した。

本レポートによると、洋上風力発電の新規容量は、2021年に過去最高の2,110万kWに増加した。 各国政府はエネルギー安全保障と経済性を求めて洋上風力発電技術に注目し、新たな野心的目標を設定し、新たなネット・ゼロエミッションの野望を達成しようと努力している。アップグレードされた目標の実施により、2025年以降、さらに洋上風力発電は拡大する見込みである。

GWECの「Global Offshore Wind Report 2022」は、各国政府が洋上風力発電に対してより野心的になっていることを示している。GWEC Market Intelligenceは、2030年の見通しを昨年のレポートから4,530万kW(16.7%)上方修正し、2022年から2030年にかけて26万kWの新しい洋上風力発電容量を追加した。同社は、この10年間の終わりまでに世界の洋上風力の総設備容量を316万kWにできると考えている。

【参照ページ】
Offshore wind industry enjoys best-ever year with 21.1 GW of installations and prepares for “new era of growth”

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