主要投資家グループ、英国の「グリーンタクソノミー」から天然ガスの除外を要求
6月22日、気候変動に関する機関投資家グループであるIIGCC、PRI、UKSIFの主要機関投資家3団体のCEOは、英国政府に対して公開書簡を発表し、英国の「グリーンタクソノミー」に天然ガス活動を含める可能性に対して強い反対を表明した。
本公開書簡は、英国政府が天然ガス活動をグリーンタクソノミーに含めることを積極的に検討しているというメディア報道を受けたものである。IIGGC、PRI、UKSIFは共に、この措置は多くの投資家にとって英国のタクソノミーの信頼性を損なうと同時に、今後何年にもわたりサステナブルファイナンスにおける英国の主導的地位を著しく損ねることになると考えている。
また、署名者は、エネルギー安全保障に関する短期的な考慮とタクソノミーを混同してはならず、ガスを含めることは、投資家がより明確さを必要としている時に、「誤解を招くシグナル」を送るリスクがあると主張している。
【参照ページ】
(原文)Leading investor groups call for natural gas to be excluded from the UK’s ‘green taxonomy’
(日本語訳)主要投資家グループ、英国の「グリーンタクソノミ」から天然ガスの除外を要求