5月9日、エネルギー転換に取り組む非営利団体RMIとEnergy Webは、企業が購入する再生可能エネルギーが排出量削減に与える重要な影響を評価することを目的とした新しい手法の草案を発表した。
本アプローチは、電力集約型産業を対象としているが、どのセクターにも適用できるように設計されている。RMIと Energy Webは、現在、本アプローチをビットコインマイナーに適用しており、投資家、規制当局、顧客がビットコインマイナーのグリーンクレデンスを評価できるような認証イニシアティブの開発を目的としている。
RMIとEnergy Web よると、本アプローチは、RECなどのツールによる市場ベースの再生可能エネルギー購入の実世界への影響を判断する際の課題解決につながり、購入者の事業で発生する特定の排出量とRECによって軽減される排出量の両方を評価するものだという。
Energy Webでは、ビットコインマイニングの認証において、マイニングに使用されるエネルギーの炭素強度を計算し、事業所のグリッドロケーションと、購入した再生可能エネルギーの物質的影響を考慮する。これらの要素は、各マイニング企業やホスティング施設にスコアを与え、そのスコアを認証に使用することになる。