HSBC AM、AMPキャピタルのインフラチームを買収。ESG統合型ファンドを立ち上げ

3月28日、 HSBCアセット・マネジメントは、上場インフラチーム7名の採用を発表した。新チームの加入に伴い、HSBCは、EUの持続可能金融情報開示規則(SFDR)の第8条に分類され、環境または社会的特性の促進を示す「グローバル上場インフラ株式ファンド」を新たに立ち上げた。

本発表は、持続可能な投資への注目の高まりや、クリーンエネルギーへの移行がもたらす機会によって、インフラストラクチャなどの代替投資資産クラスが人気を集め続けていることを受けて行われたものだ。HSBCによると、「インフラストラクチャーは、エネルギー転換を実現する上で極めて重要な資産クラス」であり、新ファンドは、ESG認証を投資プロセスに完全に統合するという。

新チームは、AMPキャピタルで10年間勤務した後、上場インフラ・エクイティの責任者としてHSBCに入社したジュゼッペ・コロナが率いている。コロナ氏は2016年からAMPでグローバル上場インフラストラクチャのヘッドを務め、AMPキャピタル・グローバル上場インフラファンドのリード・ポートフォリオ・マネージャーを務めていた。チームはロンドンとシドニーに分かれて活動する。

また、本ファンドは、先進国および発展途上国の株式市場の上場インフラ資産に分散投資し、通信・エネルギー・輸送・公共事業の各分野への投資に焦点を当てる予定だ。

【参照ページ】
(参考記事)HSBC AM LAUNCHES LISTED INFRASTRUCTURE EQUITY TEAM LED BY AMP VETERAN
(日本語訳)HSBC AM、AMPベテランが率いる上場インフラストラクチャエクイティチームを立ち上げ

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-22

    経済産業省、企業の競争力強化を目指す「ダイバーシティ経営レポート」を発表

    4月7日、経済産業省は「多様性を競争力につなげる企業経営研究会」の議論を基に、企業価値向上につなが…
  2. 2025-4-21

    中国財政部、6億元規模の人民元建てグリーンボンドをロンドン証券取引所に上場

    4月3日、中国財政部(MOF)は、人民元建てグリーンボンド6億元分(満期3年および5年、約118億…
  3. 2025-4-18

    IFRS財団とTNFD、自然関連財務情報開示で正式に協働へ

    4月9日、IFRS財団と自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は、自然資本に関する情報開示…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る