2月24日、米投資ファンド大手のApolloはエネルギー転換と産業の脱炭素化のための資金調達と投資に特化した、新たなサステナブル投資プラットフォームの立ち上げを発表した。
Apolloは、今後5年間でクリーンエネルギーと気候変動に関連する資本、500億ドル(約5兆8000億円)の投入を目指し、2030年までに1,000億ドル(約11兆5,000億円)以上を投入する機会を見出している。
本プラットフォームの立ち上げは、脱炭素化に向けた世界的な取り組みから生まれる大きな機会に投資する動きの一環である。最近のApolloの投資としては、エネルギー貯蔵ソリューションに特化した技術プロバイダーであるFlexGen Power Systemsへの1億5,000万ドル(約173億円)の出資や、C-PACEファイナンスプロバイダーのPetros PACE Financeの買収がある。また同社はESGとサステナビリティに焦点を当てた複数の採用を発表している。
本発表に加え、 Apolloは、サステナビリティに焦点を当てた一連のコミットメントを概説した。その中には同社の新規投資の保有期間中における炭素強度の中央値の15%削減、TCFDの勧告に沿った公開報告、サステナビリティに関する改善と目標に深く焦点を当てたデューデリジェンスの強化、エネルギー転換とより持続可能なビジネスモデルを加速する革新的企業の特定などが含まれている。
【参照ページ】
(原文)Apollo Launches Sustainable Investing Platform, Sees the Opportunity to Deploy More Than $100 Billion in Energy Transition and Decarbonization Investments by 2030
(日本語訳)Apollo、新しいサステナブル投資プラットフォームの立ち上げを発表