ペプシコ、約4,000億円を投じ、クローズドループ・パートナーとリサイクル・イニシアチブを開始
- 2022/1/25
- 海外, 海外ニュース
- ESG, サーキュラー・エコノミー, リサイクル
食品・飲料大手のペプシコは、循環型経済の投資家であるクローズド・ループ・パートナーズと共同で3,500万ドル(約4,000億円)の投資を行い、「クローズド・ループ・ローカル・リサイクル・ファンド」を立ち上げた。
本ファンドは、米国内でリサイクルが行われていない、あるいは行われていない地域において廃棄物を削減し、リサイクルされたプラスチックや有価物の供給を促進することを目的としている。 それぞれの施設では、年間8,000トン以上の材料をリサイクルでき、より高品質なプラスチックを得ることが可能だ。また遠くの施設への材料の輸送にかかるコストと排出量の削減も見込まれる。
両社は、地域社会がリサイクルインフラを利用できないのは資金不足や材料を処理する施設からの地理的な距離が原因であることが多いと述べている。新しい小型モジュール式MRFはこれらの問題を解決し、大規模な施設に比べて少ない資本で導入でき、遠くの施設に材料を輸送する必要性を減らすことができる。
今回の発表は、ペプシコが昨年発表した包括的なサステナビリティフレームワーク「pep+」に続くもので、農業慣行、気候、水、パッケージのサステナビリティ、消費者の健康など、幅広いESGの取り組みを網羅している。また、ペプシコは、2030年までに全世界の食品・飲料ポートフォリオにおいて、1食分のバージンプラスチックを50%削減することや、プラスチックパッケージにリサイクル素材を50%使用することなど、一連のパッケージに関する目標を発表した。
【参照ページ】
(原文)PepsiCo Beverages North America Invests $35 Million to Help Close Gap In Recycling Access through investment in Closed Loop Local Recycling Fund
(日本語訳)ペプシコ、約4,000億円を投じ、クローズドループ・パートナーとリサイクル・イニシアチブを開始