英フィンテックUtil、SDGsへの影響を可視化するサステナビリティ・アナリティクス・プラットフォームを発表
1月20日、ロンドンに拠点を置くフィンテック企業Utilは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に対する企業の社会的・環境的影響を明らかにする、新しいサステナビリティ分析プラットフォームの提供開始を発表した。
国連SDGsとは、2015年9月の国連持続可能な開発サミットで世界のリーダーたちが採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の一部として、地球を守り、世界的に生活の質を向上させることを目的とした17分類の目標を指す。SDGの目標には、貧困と飢餓の撲滅、教育の改善、環境の保護などが含まれている。
Utilは新しいポータルサイトで、ユーザーが約5万社の上場企業の影響を調査・比較できるようにすることを目指し、また投資家が投資先を選別し、オーダーメイドのポートフォリオレポートを作成できるようにする。このプラットフォームは、ピアレビューされたテキストに機械学習を適用し、製品やサービスと17のSDGsおよび169のサブターゲットとの関係を特定し、結果を収益および地理的に調整された企業レベルに集約して、サステナビリティの成果に対するプラスとマイナスの結果を明らかにする。
このプラットフォームの主な機能としては、SDGsに対する企業の影響を評価する機能、特定のSDGsの基準を満たす企業を特定する機能、SDGsに対するポートフォリオのパフォーマンスに関するレポートを生成する機能がある。
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(参考記事)Util Launches Sustainability Analytics Platform Revealing Company Impact On SDGs