1月13日、アムステルダムに拠点を置くINGは、EITイノエナジーへの投資を発表し、持続可能なエネルギーに焦点を当てたイノベーションと投資プラットフォームにおける金融機関初の株主となった。
2010年に設立されたEITイノエナジーは、欧州技術革新研究所(EIT)の支援を受け、エネルギー貯蔵、輸送と移動、再生可能エネルギー、持続可能な建物と都市などの分野でイノベーションを支援する、気候技術および再生可能エネルギー技術の最大手投資家の1つである。設立以来、EITイノエナジーは380社以上に5億6千万ユーロを投資している。他の株主には、Volkswagen、TotalEnergies、Naturgy、EDFが含まれる。
今回の投資は、INGが昨年発表したネット・ゼロ・バンキング・アライアンスへの参加と、世界の最大気温上昇を1.5℃に合わせる方向でローンブックを作成することを約束したことを受けたものである。同行は、「テラ・アプローチ」を用いて、1.5℃の目標達成のために様々なセクターで必要とされる技術シフトを評価し、融資活動を世界の気候目標に合わせて行っている。今般の発表で、INGは、この新たな投資は、エネルギー転換を支援する同社のコミットメントを示すものであると述べている。
【参照ページ】
(原文)ING invests in energy transition with EIT InnoEnergy
(日本語訳)ING、EIT InnoEnergyでエネルギー転換に投資