9月28日、三井住友フィナンシャル・グループは2050年までのカーボンニュートラル実現に向け、グループのシンクタンク機能も活用して企業の事業構造転換を支援すると発表した。
ブルームバーグ主催のBNEFジャパン・フォーラム2021では、三井住友FGのチーフ・サステナビリティ・オフィサーを務める伊藤文彦氏が、さまざまな業界・企業の「移行への取り組み」を支援する「トランジションファイナンスが大事になる」と述べた。
サステナブルファイナンスについては、今後日本では分野別にロードマップを作成して移行を支援するトランジションファイナンスが主流となるとみられている。
中堅・中小企業などに対しては、傘下の日本総研などと協力してマテリアリティ(重要課題)を特定し、評価指標(KPI)を導き出すなど、「入口から寄り添ってネットゼロを実現する」と述べている。