EYは、排出量の削減とオフセットの利用により、環境から排出されるよりも多くの排出物を取り除くカーボン・マイナスの状態に到達するという目標を達成したことを発表した。
今回の発表は、EYが今年初めに発表した一連の気候変動に関する目標を受けたもので、2019年を基準に、2021年にカーボン・マイナス、2025年にはネット・ゼロに到達すること、また2025年までにスコープ1、2、3の排出量を40%削減することなどが含まれている。また、目標達成のためのアクションプランとして、出張時の排出量削減を目標とすることや、必要な電力を100%再生可能エネルギーで調達すること、サプライヤーに科学的根拠に基づく気候目標の設定を求めることなどの取り組みを説明した。
EYによると、21年度(2021年6月末)のグローバル排出量は、COVID-19による出張の減少や、EYのカーボンアクションプランの実行が主な要因となり、前年比60%減の39万4,000トンCO2eとなった。パンデミック関連の削減にもかかわらず、EYはネット・ゼロ目標に向けてカーボン・マイナスを維持するとしている。
【参照ページ】
(原文)EY announces achievement of carbon negative status
(日本語訳)EYがカーボン・ネガティブ・ステータスの達成を発表