IUCNレッドリスト更新版発表、マグロ類は回復傾向

IUCNレッドリスト更新版発表、マグロ類は回復傾向

9月4日、商業的に漁獲されるマグロ類4種は、この10年間にわたる地域漁獲枠の制限の成果として、回復に向かっていることが『IUCN絶滅危惧種レッドリスト』の更新版により明らかになった。

『IUCNレッドリスト』には、今では138,374種が掲載されており、そのうち絶滅の脅威に晒されているのは38,543種にのぼる。

【参考記事】欧州委員会、バルト海の漁業機会に関する提案を採択。資源回復を最優先に

IUCNレッドリスト更新版は、海への圧力が増しているにもかかわらず、もし各国が持続的に実行するのであれば,種は回復することができるという強力な兆候であるとし、マルセイユでのIUCN世界保全会議に参加している国とその他の関係者は、この機会を捉え、生物多様性保全という大きな志を高め、健全な科学邸データに基づいた拘束力のある目標に向けて作業を進めなければならないとした。

【参照ページ】海洋生物への圧力が増大しているにもかかわらず,マグロ類は回復しつつある- IUCNレッドリスト

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る