8月30日、気候技術企業のCarbon Caputureは、新たに声明を発表し、現在の同社の計画について示した。声明では同社の技術開発についてのポジティブなニュースに触れられるとともに、DAC(直接空気回収技術)プロジェクトであるProject Bisonの一時停止も発表された。
同社は、DACを活用し、サステナブルな利益を目指すため、いくつかの重要な成功要因に注力している。まず、材料科学に対する継続的な取り組みが重要であり、材料科学企業のW.L. Gore & Associatesとの協力により、先進的な構造化吸着剤の開発を進めてきた。また、同社はDACモジュールであるLeoシリーズのフルスケール商業モジュールを発表し、アリゾナ州の先進的な製造施設での生産を2024年第4四半期に開始予定であるという。また、DACを展開するため、クリーンエネルギーと炭素輸送および貯蔵インフラを確保できる場所に注力している。
しかし、クリーンエネルギーの競争激化により、特にワイオミング州での開発に困難が生じ、DACプロジェクトであるProject Bisonの展開を一時停止し、最初の商業プロジェクトを別の場所に移すことを決定した。同社はワイオミング州での支援に感謝しつつも、短期的リスクを低減するために、迅速な技術展開が可能な場所に注力する必要があると判断したと発表した。
【参照ページ】
(原文)Deployment Update from CEO Adrian Corless
(日本語参考訳)CEOエイドリアン・コーレスからの展開アップデート