英国年金基金、キャンベル・グローバルと共同で常緑樹林地ファンドを設立

8月14日、英国の年金基金Nestは、J.P. Morgan Asset Managementの林業投資アドバイザリー会社であるCampbell Globalの選任を確認し、伝統的な林業地に焦点を当てた直接投資のグローバル・ポートフォリオを年金制度に提供すると発表した。

適切に管理された森林は、森林資源の責任ある管理を保証し、生物多様性の保護や生態系の維持を促進することで、サステナブルな森林管理を推進する。よく管理された森林は、炭素捕獲・水の浄化・土壌の保全・野生動物の生息地の提供など、重要な生態系サービスを提供し、投資の全体的な環境価値を高めることができる。また、林業投資は、建築資材の供給から生分解性の包装材まで、成長する経済に再生可能な資源を提供することができる。

林業投資には、現金利回りによる安定したリターン、天然のインフレヘッジ、ポートフォリオの分散化など、林業地への投資には多くの潜在的なメリットがある。Campbell Globalは、米国、オーストラリア、ニュージーランド、チリといった主要なグローバル市場でNestにとって有望な機会を模索する予定である。

【参照ページ】
(原文)Nest sets up evergreen timberland fund with Campbell Global
(日本語参考訳)ネスト、キャンベル・グローバルと共同で常緑樹林地ファンドを設立

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-1-21

    アメリカがパリ協定から離脱表明、気候変動対応も転換。

    1月20日、アメリカのトランプ大統領は、地球温暖化対策の国際枠組みであるパリ協定からの離脱を正式に…
  2. 2025-1-20

    モルガン・スタンレー等の米大手銀行がNZBA脱退。GFANZは再編を発表し資本獲得へ

    1月2日、ロイターによれば、投資銀行のモルガン・スタンレーは、ネットゼロ・バンキング・アライアンス…
  3. 2025-1-20

    Deep Sky、ビル・ゲイツ氏が設立した気候ソリューション基金から最大4000万ドルの助成金を確保

    12月18日、ケベック拠点の炭素除去プロジェクト開発企業であるDeep Skyは、ビル・ゲイツ氏が…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る