7月25日、Longevity Partnersは、不動産業界の脱炭素化を支援する「Decarbonisation Dashboard」を発表した。本ツールは、資産管理者や商業不動産の専門家がカーボン排出量を追跡し、エネルギー消費を最適化し、環境規制に対応するために設計された。
不動産業界は全世界の温室効果ガス排出量の約40%を占めており、脱炭素化は急務である。Longevityのダッシュボードは、これらの排出量を追跡し、あらゆる規模の商業不動産ポートフォリオに対する脱炭素化の道筋を示す。
本ダッシュボードは、建物のパフォーマンスデータとエネルギー監査結果を組み合わせ、個々の資産から全体のポートフォリオまでの脱炭素化の道筋を推定する。企業はこのツールを用いてエネルギー消費削減の機会を見つけ、リソースの使用を最適化し、コストを削減できる。
また、CSRD、SFDR、SECR、CSDDD、SECの気候開示規則に対応し、柔軟な実装シナリオを調整し、主要なステークホルダーに結果を効果的に伝えるための、将来の成長に対応できる仕組みを提供する。さらに、ローカル規制やサステナブルなレポート要件に基づくデータ解釈とコンプライアンスサポートを簡素化し、管理業務を削減し、コンプライアンスリスクを軽減する。
本ツールは、2050年までにネット・ゼロ排出を達成するための企業支援の一環として、Longevity Partnersが開発している一連のツールの一部である。
Longevity PartnersのCEO、エティエンヌ・カデスタン氏は、「大規模な不動産ポートフォリオの脱炭素化計画の策定は難しいが、私たちのダッシュボードは、その計画を定量化し、実施を管理するための正確なツールだ。本ツールは、不動産業界のサステナブルなアプローチを革命的に変える能力を持っている」と述べている。
【参照ページ】
(原文)Longevity launches Decarbonisation Dashboard to revolutionise real estate sustainability
(日本語参考訳)Longevity が不動産の持続可能性に革命を起こす脱炭素化ダッシュボードを発表