マイクロソフト、テキサス州の新規ソーラー・プロジェクトから400MWの再生可能エネルギー購入契約を締結

3月27日、リーワード・リニューアブル・エナジー(LRE)は、テキサス州で開発中の2つの太陽光発電施設から合計400MWの再生可能エネルギーを供給するため、マイクロソフトと新たに2つの電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。

テキサス州フリオ郡のモローレイク・ソーラー(2024年第4四半期までに完成予定)と、同州ブラゾリア郡のクレイドル・ソーラー(2025年第4四半期までに完成予定)である。LREによると、これらのプロジェクトは、ファースト・ソーラーの超低炭素薄膜太陽電池モジュールを利用し、雇用と多大な地域経済利益を提供し、土壌の健全性を促進し、在来種の植物を保護し、生物多様性を高める強固なランド・スチュワードシップ活動など、環境を保護・強化する取り組みを含む。

この新しい契約は、マイクロソフトにとって一連の再生可能エネルギー契約の最新版となるもので、今月初めに発表された、テキサス州を拠点とする408MWの太陽光・蓄電プロジェクト開発・運営会社PrimergyとのPPAや、イリノイ州のEDP Renewables North America(EDPR NA)およびVolt Energy Utilityとの「環境正義PPA」などが含まれる。

2021年、マイクロソフトは「100/100/0クリーンエネルギー目標」を打ち出し、2030年までに電力消費の100%をゼロ炭素エネルギー源からの購入で賄うことを目標とし、2025年までに全世界のビルとデータセンターで再生可能エネルギーを100%使用するという事前のコミットメントを追加した。マイクロソフトはまた、2030年までにカーボン・マイナスになること、2025年までに全世界のビルとデータセンターで消費する電力の100%を再生可能エネルギーで賄うことも約束している。

【参照ページ】
(原文)LEEWARD RENEWABLE ENERGY SIGNS POWER PURCHASE AGREEMENT WITH MICROSOFT FOR MORROW LAKE SOLAR AND CRADLE SOLAR FACILITIES
(日本語参考訳)リーワード・リニューアブル・エネルギー、マイクロソフトとモローレイクソーラーおよびクレイドルソーラー施設の電力購入契約を締結

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