Transparentプロジェクト、企業向け自然資本会計手法の標準化に向けたパブコメを開始

Transparentプロジェクト、企業向け自然資本会計手法の標準化に向けたパブコメを開始

7月28日、Transparentプロジェクトは、自然資本会計手法原則の素案を発表し、パブリックコメント募集を開始した。パブリックコメントの期限は9月30日までとなる。

Transparentプロジェクトは、企業が評価に含めるべき自然資本の要素と、それらをどのように測定し評価するかについて、初めて規定したガイダンスを開発している。

今回の標準化では、以下のことを目標としている。

・経営陣が企業の意思決定をより適切に行えるようにする
・可能な限り標準化し、必要に応じてガイダンスを提供する
・既存のフレームワークや新たなフレームワークと連携し、より広範な活動に組み込む
・拡張性と実用性を考慮する

また、Transparentプロジェクトには、Align(Aligning Accounting Approaches for Nature)という姉妹プロジェクトがあり、Transparentが大気、水、土地に焦点を当てたビジネスのための標準的な自然資本の会計と評価の原則を開発するのに対し、アラインはこれらの原則をベースに、生物多様性に焦点を当てた補完的なガイダンスを開発している。

【参照ページ】
(原文)Transparent Project Launches Public Consultation for Standardized Natural Capital Accounting Methodology for Business

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る