Crédit Agricole、環境・社会イニシアティブを主導する部門を立ち上げ

Crédit Agricole、環境・社会イニシアティブを主導する部門を立ち上げ

6月30日、国際的な銀行・投資グループであるCrédit Agricoleは、グループの環境・社会的イニシアティブの定義、推進、指導、調整を担う新部門「ソシアル・コミットメント部門」の発足を発表した。

発足を発表した声明によると、新部門は「Crédit Agricoleの全活動とステークホルダーとの関係において、責任ある持続可能なアプローチを可能な限り広めることを奨励する」という。

Crédit Agricoleは、Crédit Agricole CIB, Amundi、CPR Asset Management、Crédit Agricole Assurancesなどのブランドを通じて、コーポレート・バンキング、投資銀行、ビジネス・バンキング、保険、資産運用、その他の金融サービスを展開している。Crédit Agricole トランジションズ&エナジーは、エネルギー転換に向けた行動やサービスの調整・推進を目的とする新部門である。

新部門の責務には、Crédit Agricoleのソシアタル・プロジェクトの運営、責任ある業務慣行の事業への統合の推進、排出削減、エコロジカル・フットプリントの削減、再生可能エネルギーの推進、持続可能な資源管理、環境意識など、環境に配慮した部門別慣行やポリシーの採用・監視、責任あるリスク管理、倫理・法令遵守への貢献、社会・環境にプラスの影響を与えるプロジェクトや事業への融資の推進などが含まれる。

新部門は、Crédit Agricoleの執行委員会にも加わったエリック・カンポス氏が率いる。カンポス氏は2001年にCrédit Agricoleに入社し、直近ではCrédit Agricole トランジションズ&エナジーのCEOおよび企業・社会的責任部門の責任者を務めていた。

【参照ページ】
(原文)CRÉDIT AGRICOLE GROUP CREATES A SOCIETAL COMMITMENT DIVISION
(日本語訳)クレディ・アグリコル・グループが社会貢献部門を設立

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-12-6

    金融庁、「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を発表:サステナビリティに関する開示を強化

    11月8日、金融庁は「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を公表した。本事例集は、企業がサ…
  2. 2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024-12-4

    2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024年は、サステナビリティ分野において大きな変化が見られた年である。米国ではトランプ前大統領が…
  3. 2024-12-4

    EU、強制労働製品の市場禁止規制を採択

    11月19日、欧州理事会は強制労働で生産された製品をEU市場での販売や輸出を禁止する規制を採択した…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る