Util、グローバルな事業展開と雇用の加速に向け、約8.7億円を調達

CBOEとルクセンブルグ証券取引所、サステナビリティ・データ・プロバイダー「Util」の株式を取得

11月3日、世界的なサステナビリティ・データ・プロバイダーであるUtilは、グローバルな事業展開と雇用の加速を目的として、シード・ファインディング・ラウンドで600万ドル(約8.7億円)を調達したことを発表した。

本資金調達は、ベンチャー投資家エルドリッジが主導し、ルクセンブルグ証券取引所、CBOEグローバル・マーケッツ、オックスフォード・エンタープライズが参加した。

ロンドンに本社を置くUtilは、金融機関にサステナビリティ情報を提供している。最近立ち上げたプラットフォームでは、国連持続可能な開発目標(SDGs)に対する企業の社会・環境への影響を明らかにしており、ユーザーは5万社の上場企業の影響を調査・比較し、これらの概念に基づいて投資を選別し、個別のポートフォリオレポートを生成することが可能だ。

同社の顧客には、PGIM Quantitative Solutions、Nuveen(TIAA傘下)、Danske Bank Asset Management、Degroof Petercam Asset Management (DPAM), and a.s.r. が含まれる。

本発表は、Utilが重要な上級職の採用を加速させ、継続的な顧客の成長が増加する中で行われたものだ。

【参考ページ】
(原文)UTIL CLOSES $6 MILLION SEED INVESTMENT ROUND LED BY ELDRIDGE
(日本語訳)utiles、eldridgeが主導する600万ドルのシード投資ラウンドをクローズ

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