10月6日、Macquarieグループのコモディティー・アンド・グローバルマーケッツ部門は、カーボンオフセットプロジェクトに特化したコンサルタント会社であるEcological Carbon Offset Partners (EP Carbon)への投資を発表した。本投資では、EP Carbonの事業拡大とMacquarieのボランタリーカーボンオフセットビジネスの推進する。
本投資は、温室効果ガスの排出を抑制するカーボンオフセットプロジェクトや関連クレジットに対する需要が、今後数年間で大幅に増加すると予想されることを受けたもので、企業や事業者がネット・ゼロを目指し、自らの絶対的排出量削減努力への橋渡しとして、あるいは排出回避が困難な排出量のバランスを取るためにオフセットに注目するようになってきている。
2010年に設立されたEP Carbonは、自然をベースとしたカーボンオフセットプロジェクトを成功させるために顧客と協力し、保全、再生、アグロフォレストリープロジェクトの範囲決定、立ち上げ、運営に必要な民間資本へのアクセスを促進する支援を行っている。EP Carbonは、地理空間分析、複雑な炭素会計、プロジェクト実施のためのキャパシティ・ビルディングなどの技術面を専門としている。
両社によると、本投資で得た資金は、EP Carbonの技術群のさらなる開発、炭素技術専門家の雇用と育成、新しい「トール」サービスプランの資金に充てられる予定だ。
【参照ページ】
(原文)Macquarie’s Global Carbon invests in carbon offsets projects consultancy EP Carbon
(日本語訳)Macquarie、カーボン・オフセット・コンサルティング会社EP Carbonに出資