ERM、英国の海洋環境コンサルティング会社MarineSpaceを買収

7月6日、サステナビリティアドバイザリーのERMは、海洋計画・環境コンサルタント会社であるMarineSpaceを買収したと発表した。

2006年に設立されたMarineSpaceは、英国を拠点に、様々な沿岸・海洋産業に対して戦略的・技術的アドバイスを提供し、クライアントが責任を持って効率的かつ成功裏に開発を行えるように支援している。サービス内容および能力は、海洋開発プロジェクトのためのフィージビリティ、サイト選定、同意、許可、管理サービス、地質学的、地球物理学的、生態学的調査、海洋開発および計画、データ管理および解釈、海洋考古学および海洋工学を含んでいる。

ERMによると、MarineSpaceの英国に拠点を置く海洋科学者と開発コンサルタントのチームは、MarineSpaceが世界中の海洋開発業者にコンサルティングとサービスを提供するための専門知識を提供し、オフショア再生可能エネルギープロジェクトのライフサイクルを全面的に支援するとのことだ。

本買収は、ERMが過去数カ月間に行ったコンサルティングおよびアドバイザリー業務の買収に続くものであり、エネルギー専門コンサルティングおよび低炭素技術ソリューションのElement Energy、オランダの持続可能性コンサルティング会社Sustainalize、エネルギーおよび持続可能性戦略のコンサルティング会社E4tech、再生可能エネルギーアドバイザリーのRenewables Consulting Group(RCG)、カナダの持続可能性およびESGアドバイザリー会社Stratos、気候変動と持続可能性のコンサルタント会社Point Advisoryなどが含まれている。

【参照ページ】
(原文)ERM acquires MarineSpace to strengthen global capabilities across the renewables project lifecycle
(日本語訳)ERM、英国の海洋環境コンサルティング会社MarineSpaceを買収

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る