6月20日、カナダ政府は、使い捨てプラスチックを環境から排除することを目的とした、使い捨てプラスチック製レジ袋とほとんどのプラスチック製ストローの使用禁止を含む一連の動きを発表した。
カナダでは、年間150億枚ものレジ袋が使用され、約1,600万本のストローが毎日使用されている。カナダ政府によると、プラスチックの循環型経済への移行により、年間1.8メガトンのCO2排出量を削減できるとされている。
新しい規制は、レジ袋、カトラリー、リサイクルしにくいプラスチックを使用または含む飲食用器具、リングキャリー、撹拌棒、ストローに適用されるが、医療や利用しやすい理由に関する一部の例外を除いては、規制は適用されない。
本規制により、2022年12月からこれらの品目の製造と輸入を禁し、2023年12月からは販売を禁止する。さらに、政府は2025年末までに6つのカテゴリーに属するプラスチックの輸出も禁止する予定だ。
今後10年間で、この禁止措置により、130万トン以上のリサイクル困難なプラスチック廃棄物と2万2千トン以上のプラスチック汚染(ゴミ袋100万個分以上)が排除される見込みだ。
【参照ページ】
(原文)Government of Canada delivers on commitment to ban harmful single-use plastics
(日本語訳)カナダ政府、有害な使い捨てプラスチックを禁止することを約束