12月1日、財務省の神田真人財務官は、ブルームバーグとのインタビューにて、政府としてグリーンボンド(環境債)を発行する可能性について、実際の発行には課題があるとして「拙速な対応に陥らないような慎重な検討が必要」との認識を示した。
神田財務官は、グリーンボンド発行にかかる課題として、確実な償還財源がなければ将来世代への借金につながることや、どの事業をESG関連予算とするのかの線引きを巡って、欧州などの外部評価機関からの干渉を受ける可能性があることを挙げた。また、調達コストの増加や資金調達の非効率性のなどにも留意すべきであると言及した。
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グリーン国債発行、拙速対応避け慎重に検討-神田財務官