2月21日、株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(MUFG)は、大阪府が創設するカーボンニュートラル(CN)技術開発・実証等への補助制度に対し、2022 年度に5億円の寄付を行うと発表した。
大阪府は 2050 年のCN実現に向けて、2021-2030年度の10年間の大阪府地球温暖化対策実行計画を策定し、2030年度の府域の GHG 排出量を2013年度比で40%削減することを掲げている。また、2025年開催の大阪・関西万博でも、会場を未来社会の実験場として、日本の革新的な技術を世界に披露・発信する方針であり、大阪発のエネルギービジネスの創出および促進、CNに関する大阪の認知度向上、そして更なるエネルギービジネスの成長の支援を目指して本制度を創設する予定だ。
MUFG は、水素社会の実現を目指す H2Osaka ビジョン推進会議での大阪府との対話を経て、2021年7月に大阪府の燃料電池バス導入促進事業へ寄付を実施するなど、大阪地域での水素サプライチェーンの構築・CN 推進の支援に取り組んできた。2021 年5月には「MUFG カーボンニュートラル宣言」を発表し、脱炭素に向けた取組を加速させるとともに、自社の存在意義を「世界が進むチカラになる。」と定め、全てのステークホルダーが次へ、前へ進むチカラとなること、そのために全力を尽くすことを企業活動の指針としている。MUFG は、本寄付により大阪府が進むチカラとなり、引き続き持続可能な社会の実現に貢献しくと述べている。