10月27日、Appleは100%クリーンエネルギーの使用を約束するサプライヤーの数を昨年の2倍以上に増やし、サプライチェーンと製品全体でカーボンニュートラルを実現するという2030年の野心的な目標に向けた取り組みを加速させることを発表した。
合計で175社のAppleのサプライヤーが再生可能エネルギーの使用に移行し、Appleとそのサプライヤーは世界中で9ギガワット以上のクリーン電力を導入する。
これらの活動により、年間1,800万トン以上のCO2を回避することが可能になる。これは、毎年400万台以上の自動車を走らせない場合の削減排出量に相当する。
また、世界中の地域社会にクリーンエネルギーのソリューションを提供する、世界初の取り組みである「Power for Impact」に、新たに10のプロジェクトを追加した。これらのプロジェクトは、経済成長と社会的影響を支援しながら、資源の乏しいコミュニティに再生可能な電力を供給することを目的としている。
Appleはすでに全世界の事業でカーボンニュートラルを実現しているが、2030年までに、販売するすべてのAppleデバイスの気候変動への影響をネット・ゼロにする。昨年この目標を発表して以来、Appleは再生可能エネルギーへの移行を進めるサプライヤーの数を劇的に増やしただけでなく、製品に使用するリサイクル素材の量を増やし、環境正義に焦点を当てた新しいプロジェクトを立ち上げた。Appleは過去5年間で合計40%の炭素排出量を削減した。
【参照ページ】
(原文)Apple charges forward to 2030 carbon neutral goal, adding 9 gigawatts of clean power and doubling supplier commitments
(日本語訳)Apple、2030年のカーボンニュートラル目標に向け前進、9ギガワットのクリーン電力を追加し、サプライヤーのコミットメントを倍増