10月20日、電気機器製造会社のTDKは、2021年11月以降に発行総額1,000億円を上限とする社債を発行し、発行額の一部は同社初となるサステナビリティ・リンク・ボンドで調達することを明らかにした。
「TDK環境ビジョン2035」の達成に向け、新たな目標として「ライフサイクル的視点での環境負荷の削減をテーマに、2014年度を基準として2035年度までに二酸化炭素排出量原単位を半減する」という目標を掲げている。同社はこの実現に向けてSustainability Performance Targets(SPTs)を設定したサステナビリティ・リンク・ボンドの発行に至った。
上記のTDK環境ビジョン2035の目標の達成手段となるSPTsは以下3点が設定された。
- 2025年度の二酸化炭素排出量の売上高原単位を2014年度対比で30%改善
- 2025年のCDP気候変動の最終スコアにてAまたはA-を維持
- 2025年度の再生可能エネルギー電力導入率50%の達成
【参照ページ】TDK初のサステナビリティ・リンク・ボンド発行について