マースク、コンテナ船に世界初のローターセイル導入へ 風力で燃料消費・CO2排出削減

9月1日、英国のAnemoi Marine Technologies(Anemoi)は、A.P. モラー・マースク(Maersk)が8,700TEU型「Maersk Lima」クラスのコンテナ船に、同社のローターセイルシステムを導入すると発表した。ローターセイルをコンテナ船に搭載するのは初めてとなる。
Anemoiは、直径5m、高さ35mの固定式ローターセイル1基を設計・製造し、対象船に供給する。既存の船内システムと統合し、設計から設置までを支援する。搭載は2027年半ばを予定し、その後、北大西洋・南大西洋を航行する通常運航の中で実証を行う予定だ。
ローターセイルは、風による空力的な揚力を利用して追加の推進力を生み出す風力補助推進技術で、適切な運航条件下で燃料消費量とそれに伴う排出量を削減する。Anemoiはこれまで、ばら積み貨物船など複数の船種に同技術を導入してきた。
Maerskのフリート技術責任者Ole Graa Jakobsen氏は、今回の実証について、実際の運航経験を蓄積し、自社船隊やコンテナ海運への適用性を評価する機会になるとしている。
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