EU、CBAMが2026年1月から本格施行

欧州連合(EU)は、炭素国境調整メカニズム(CBAM)を2026年1月1日から本格施行する。2023年から2025年まで設けられていた移行期間が終了し、EU域内に対象製品を輸入する事業者および間接通関代表者(indirect customs representatives)には、CBAM対応が実務上必須となる。

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CBAMとは、EU域外で生産された炭素集約型製品に対し、その製造過程で排出された炭素に価格を付ける制度。EU域内企業と域外企業の間で、炭素コストの不公平が生じることを防ぐとともに、EU域外における低炭素型の産業転換を促すことを目的としている。

CBAMの対象は、6分野(セメント、アルミニウム、肥料、鉄鋼、水素、電力)に限定されているが、2026年1月以降、一定条件を満たす輸入についてはCBAMの証書が必須となる。また、登録申請は、輸入開始前もしくは遅くとも2026年3月31日までに行う必要がある。

EU向けに鉄鋼・アルミ製品等をEUに輸出する企業にとっては、「通商・オペレーションリスク」としての性格を強めつつあると言えるだろう。

(原文)Carbon Border Adjustment Mechanism
(日本語参考訳)炭素国境調整メカニズム

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