マレーシアで再生可能電力を長期供給、トタルエナジーズとグーグルがPPA締結

12月16日、トタルエナジーズとグーグルは、マレーシアにおけるデータセンター向け再生可能電力の供給を目的とした21年間の電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。契約に基づき、北部ケダ州で開発されるシトラ・エナジーズ太陽光発電所から、総量10億kWh(出力換算で約20MW)の認証済み再生可能電力が供給される。同発電所は2026年初頭に建設開始予定で、グーグルのマレーシア国内データセンターの運営を支える。

本プロジェクトは、マレーシア政府の「コーポレート・グリーン電力プログラム(CGPP)」の一環として、2023年8月にエネルギー委員会からトタルエナジーズ(出資比率49%)と現地企業MKランド(51%)に付与された。PPAは2026年第1四半期に予定される最終投資決定(ファイナンシャル・クローズ)をもって発効する。

今回の契約は、グーグルが事業展開地域の電力系統に新たなクリーン電源を導入する戦略に沿うもので、米国で発表された両社の協業に続く取り組みとなる。トタルエナジーズは、太陽光や風力などの再生可能エネルギーと柔軟電源を組み合わせ、電力分野での競争力強化を進めている。

(原文)Malaysia: TotalEnergies Signs New Renewable Power Agreement with Google to Supply Data Centers
(日本語参考訳)マレーシア:TotalEnergies、データセンターへの電力供給のためGoogleと新たな再生可能エネルギー契約を締結

関連記事一覧