(最新動向更新)グリーンウォッシュの規制動向ー環境表示ガイドライン改定で何が求められるか

※本記事は、2025年3月掲載の記事に2026年3月時点の情報を更新し追記したものである。
「環境にやさしい」「サステナブル」「カーボンニュートラル」——こうした表現は企業の広告や商品表示において広く用いられている。しかし、その内容について根拠・範囲・条件まで含めて説明できているだろうか。
2026年3月、環境省は環境表示ガイドラインを改定し、企業の環境訴求に対して、あいまいな表現の抑制、定量的根拠の提示、ライフサイクル全体での評価、比較表示の適正化などを明確に求めた。対象は商品表示にとどまらず、広告、Webサイト、PR、さらには将来目標の発信にも及ぶ。改定の背景には、近年問題視されているグリーンウォッシング・グリーンウォッシュ(以下、グリーンウォッシュ)の拡大がある。あいまいな表現や部分的な改善の強調、根拠の不十分なカーボンニュートラル宣言などは、消費者の誤認を招き、企業の信頼を毀損するリスクを内包しているとされる。
本稿では、2026年改定の環境表示ガイドラインのポイントを整理する。そして、グリーンウォッシュの基本概念から具体的な類型や実務で判断に迷いやすい論点についも体系的に解説する。合わせて、基礎理解から実務対応までを一体的に整理し、企業が適切な環境表示を行うための実践的なポイントを解説する。
(※2026年4月更新)
環境表示ガイドライン(2026年3月改定)の概要
環境表示ガイドライン(環境省)は、企業による環境訴求の拡大や多様化を背景に、消費者の誤認防止と表示の信頼性確保を目的として策定・改定された。
近年、カーボンニュートラルやサステナブルといった表現が広く用いられる一方で、根拠や範囲が不明確な表示も増加しており、表示の適正化が課題となっていた。2026年の改定では、あいまいな表現の抑制、定量的根拠や条件の明示、ライフサイクル全体での評価、比較表示の厳格化などが整理された。
これにより、企業に対して説明可能性と検証可能性を伴う環境表示が求められる内容となっており、環境情報の透明性向上と消費者の適切な選択の促進が図られている。
次に具体的な改定内容と表示ルールについて整理する。
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続きでは、環境省が公表した環境表示ガイドラインの内容や表示ルールを簡潔に整理しています。また、グリーンウオッシングの概念を理解するための解説もあります。ぜひ、自社の環境表示とサステナビリティ推進の連携の際にご活用ください。
- 改定された環境表示ガイドラインのルール説明
- グリーンウオッシングの概念・事例
- グリーンウォッシュと見なされないための取り組み
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<執筆者>

ESG Journal 編集部
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