Normative、デンマークのカーボンアカウンティング企業Eiveeを買収

11月5日、カーボンアカウンティングのリーディング企業であるNormativeは、デンマークの大手企業にサービスを提供するEiveeを買収した。この買収により、Normativeは北欧地域での存在感をさらに強化し、ヨーロッパ全域の企業向けにカーボンアカウンティングや排出削減、規制対応のサポートを強化することができる。なお、取引条件は公開されていない。

NormativeのCEOであるクリスティアン・ロン氏は「Eiveeの専門知識とデンマークの強力な顧客基盤を活かし、当社の市場シェアを拡大するとともに、ヨーロッパの大企業へ最適なカーボンアカウンティングソリューションを提供できるようになります」と述べている。この統合により、EUのCSRD(企業サステナビリティ報告指令)への対応をサポートするための地域特有のノウハウも強化され、Normativeはデンマークをはじめとする北欧での市場リーダーとしての地位を強固にし、地域のニーズに対応した監査対応可能なソリューションを大企業に提供することを目的としている。

【参照ページ】
(原文)Normative expands Nordic carbon accounting leadership with acquisition of Eivee
(日本語参考訳)ノーマティブ、エイヴィー買収で北欧の炭素会計のリーダーシップを拡大

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る