SIX、銀行が中小企業のサステナビリティを評価できるソリューションを発表

SIX、銀行が中小企業のサステナビリティを評価できるソリューションを発表

2月22日、金融市場インフラのプロバイダーであるSIXとサステナビリティ・レポーティング・ソフトウェアのプロバイダーであるGreenomyは、SIXのバンキングクライアントが中小企業(SME)ローン顧客のサステナビリティ・パフォーマンスと転換を効率的に評価できるようにする新しいソリューションのローンチを発表した。

新ソリューションは、銀行が融資活動のサステナビリティパフォーマンスをモニタリングし、改善することを約束し、また、銀行のバリューチェーンにおけるESGの側面について報告するよう、規制当局からの圧力が強まってきていることに対応するもの。SIXによると、同ソリューションは、中小企業のサステナビリティ評価を実施するための「ワンストップ・ショップ」ソリューションを提供することで、銀行の業務コストとリソースを削減することを目的としている。

SIXによると、新しい中小企業サステナビリティ評価ソリューションは、銀行が債務者のサステナビリティの軌跡を定義することを可能にし、EUの新しい規制指標であるEUのバンキングブック・タクソノミ・アライメント・レシオ(EU BTAR)の算出を容易にする。サステナビリティに関する対話を可能にすることで、中小企業の顧客が新たな開示・報告基準をよりよく満たすことができるよう支援する。

新しいソリューションは、2023年12月のSIXとGreenomyの提携に続くもの。金融機関と企業がESGフレームワークに準拠し、サステナビリティ・パフォーマンスを測定・改善し、グリーンファイナンスの機会にアクセスできるよう支援することを目的としている。

【参照ページ】
(原文)SIX Launches New SME Sustainability Assessment Solution Powered by Greenomy
(日本語参考訳)SIX、銀行が中小企業のサステナビリティを評価できるソリューションを発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. GXの全貌と実務への影響~企業が今取り組むべき脱炭素戦略

    2025-7-16

    GX/GX-ETSと実務への影響~企業が今取り組むべき脱炭素戦略

    ※本記事は、2025年3月に発行した記事に最新のGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(…
  2. 2025-7-15

    ESGフロントライン:移行計画の“実行力”が企業価値を左右する時代へ

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-7-15

    ESRS開示項目66%削減案へEFRAGが草案公表。ダブルマテリアリティ評価も負担軽減

    7月、欧州のサステナビリティ報告基準を策定する欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、欧州サステ…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る