1月12日、英国の小売大手セインズベリーは、EV充電事業「Smart Charge」を新たに開始することを発表した。本プロジェクトでは、同社の小売店100店舗以上に、超高速充電が可能なEV充電スタンド750基以上を設置する計画である。
セインズベリーは、英国のリサーチCensuswideに委託した調査によると、EVユーザーの80%が、公共のEV充電ステーションでの充電を避けるために長距離移動を控えていると回答している。主な不満として、充電スタンドが壊れている(40%)、充電スタンドの数が少ない(36%)、充電速度(33%)が挙げられている。
調査によれば、回答者の32%は、まだ超高速充電の利便性を享受できておらず、公共の充電ステーションで待たされることも不満としていた。また、EVユーザーの94%が、信頼性のある1つのブランドのEV充電ステーションを利用したいと希望している。
セインズベリーは、こうした課題に対応するために、2024年末までに100店舗以上に750基以上の超急速充電対応のEV充電スタンドを設置する計画である。これにより、超高速EV充電プロバイダーとして英国トップ5にランクインする見込みで、買い物中にEVを充電でき、フル充電までの所要時間も30分となる。すでに同社は、小売20店舗以上で約200基以上のSmart Chargeを展開し、24時間365日充電サービスを提供している。
【参照ページ】
(原文)Sainsbury’s launches Smart Charge: new ultra-rapid service to build confidence in public EV charging
(日本語参考訳)セインズベリー、EV充電事業「Smart Charge」を開始