WEF、グローバル・ライトハウス・ネットワークに大手25社が加盟。新たなものづくりの時代へ

12月14日、世界経済フォーラム(WEF)は、新たな「ものづくり」の新時代を構築するための協議体である「グローバル・ライトハウス・ネットワーク」に、グローバル大手企業の25の工場が新規加盟したと発表した。これにより、総加盟工場数は153となり、そのうち56工場がサプライチェーン全体での第4次産業革命を目指す「End-to-Endライトハウス」に、17工場がサステナビリティ分野を含む第4次産業革命を目指す「サステナビリティ・ライトハウス」に認定された。

新規加盟工場の一部は以下の通り。

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン(中国・西安市の2拠点)
  • ケンビュー(タイ・バンコク、中国・上海市)
  • シュナイダーエレクトリック(インド・ハイデラバード)
  • シーメンス(中国・成都市)

日本からは、日立製作所の日立工場、P&Gの高崎工場、GEの日野工場の3つが加盟しており、そのうちP&G高崎工場は「End-to-Endライトハウス」に認定された。一方で、中国は70工場、韓国と台湾は5工場、ASEANは12工場が参加している。報告書によれば、新型コロナウイルス・パンデミック時においても、同協議体の加盟工場は10%未満の減少に抑えた企業が85%であったのに対し、非加盟工場は14%しかなかったとのことである。

【参照ページ】
(原文)Factories of the Future Show How to Apply AI to Benefit People, Planet and Performance
(日本語参考訳)未来の工場が示す、人、地球、業績に利益をもたらすAIの適用方法

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る