NGO、プラスチック製品の「グリーン」批判の半分は誤解、立法での明確な規制を要請

7月、ベルギー環境NGOネットワークは欧州のプラスチック製品82品目の「グリーン(環境に優しい)」の表示を調査した結果、多くの製品が「環境には優しい」ではなかったとの報告書を発表した。

今回の調査対象は、一般的なプラスチック製品のペットボトル、食器、レジ袋等。NGOネットワークは、国連環境計画(UNEP)が2017年に策定した「製品サステナビリティ情報提供ガイドライン」に基づき「関連性」「信頼性」「明確性」の3つの観点でチェック項目を作成した。それに基づき、82品目の実態を調査し、以下のように提言をまとめた。

  • 法規、及び規格での曖昧な定義を全て排除
  • 訴求可否に関して、明確な法律を規定
  • グリーンウォッシュに対する立法とレピュテーション制裁の強化
  • 持続可能な製品を基準化

【参照ページ】

(原文)Nearly half of ‘green’ claims on plastic products could be misleading – read our new report!

日本語訳)NGO、プラスチック製品の「グリーン」批判の半分は誤解、立法での明確な規制要請

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