11月24日、日産自動車は、英国で製造される新型EVの第2弾と第3弾を発表し、革新的なハブ「EV36Zero」を拡大する計画を明らかにした。
サンダーランドの「EV36Zero」プロジェクトには、3つのEVモデルと3つのギガファクトリーが含まれ、最大30億ポンド(約5,435億円)の投資で構成される。これにより、日産は英国従業員7,000名とサプライチェーンの30,000名の人々に貢献し、サンダーランドをEV生産の中心とする革新的な拠点に育て上げる。
新型EVの製造は「EV36Zero」のマイクログリッドによって電力が賄われ、風力発電と太陽光発電の設備を統合して100%再生可能な電力を供給する予定である。
本計画には、日産が2030年までに欧州に投入する新型車はすべてEVにするという最近の発表に続くものであり、「Nissan Ambition 2030」のビジョンに基づいている。英国の首相は、日産の投資が英国の自動車産業に対する大きな信頼を示すものであり、サンダーランドが将来のEV技術革新の中心としての地位を確保することを期待しているとコメントした。
3つの新型EVには、将来の「キャシュカイ」と「ジューク」のEVモデルが含まれ、さらには「日産リーフ」の次期型も英国で生産される予定である。これにより、日産は欧州におけるEVの完全な普及を目指している。
新型モデルは「EV36Zero」プロジェクトの一環として、サンダーランドの生産施設を革新し、世界初のEV生産エコシステムを構築する。これには、ギガファクトリーの増設やインフラプロジェクトへの最大20億ポンドの投資が含まれる。日産のビジョンは、2050年までにクルマのライフサイクル全体でカーボンニュートラルを実現することだ。
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日産、欧州におけるEV化を加速