CRMソリューションプラットフォームのHubSpotは、2040年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス(GHG)排出量をネット・ゼロにするという新たなコミットメントを発表した。
本コミットメントと同時に、HubSpotはScience Based Targets Initiative(SBTi)から排出削減目標の検証を受けたことも発表した。検証された目標には、2030年までにスコープ1と2のGHG絶対排出量を従業員1人当たり47%削減し、出張によるスコープ3のGHG排出量を55%削減するという同社の短期目標、2027年までに購入品とサービス、資本財を対象とする支出別にサプライヤーの70%が科学的根拠に基づく目標を持つようにするという目標、さらに2040年までにスコープ1、2、3のGHG絶対排出量を90%削減するという長期目標が含まれ、これらはすべて2019年を基準年としている。
SBTiの認証により、HubSpotは2040年までにネット・ゼロを達成することを約束した400社強のうちの1社になったという。
これには、再生可能エネルギーへの切り替え、オフィススペースの最適化、エネルギー効率の高い技術の導入、新しいビルの賃貸契約におけるサステナビリティ基準の導入などによるビルの持続可能化、ハイブリッド・ワークをより持続可能なものにし、従業員がカーボンフットプリントを理解し、対処できるようにすることを目的とした最近開始された社内カーボン計算クイズなど、従業員自身がカーボンフットプリントを削減するためのリソースの提供、科学的根拠に基づく目標の設定をサプライヤーに奨励することことなどが含まれる。
【参照ページ】
(原文)HubSpot Accelerates Climate Commitment with 2040 Net-Zero Carbon Pledge
(日本語参考訳)HubSpot、2040年ネット・ゼロ・カーボン宣誓で気候変動への取り組みを加速