米国の小売大手ウォルマートとその傘下企業サムズクラブ、並びに穀物業界の巨大企業ゼネラル・ミルズは、2030年までに米国内で60万エーカーの農地にリジェネラティブ農業を導入するために協力することを発表した。
この提携において、3社はアメリカの7つの州、ノースダコタ、サウスダコタ、ネブラスカ、カンザス、オクラホマ、コロラド、ミネソタにおいて、小麦などの作物に関するリジェネラティブ農業プロジェクトを展開する。米魚類野生生物財団(NFWF)からの助成金も受ける予定である。
ウォルマートは、同社の財団と共同で、2030年までに5,000万エーカー以上の土地の保全、持続可能な管理、回復を目指しており、リジェネラティブ農業の推進にも積極的である。ウォルマートは、さらに7年間で約1.2億米ドル(約170億円)に相当する支援を行うため、リジェネラティブ農業の促進においてペプシコとの提携も発表した。一方、ゼネラル・ミルズは、2030年までに100万エーカーの土地でリジェネラティブ農業を導入する目標を掲げており、今回の協力もその一環となる。
【参照ページ】
(原文)General Mills and Walmart Join Forces To Advance Regenerative Agriculture Across 600,000 Acres by 2030
(日本語参考訳)ゼネラル・ミルズとウォルマート、2030年までに60万エーカーで再生可能農業を推進するために提携