8月2日、先進膜ソリューション企業のCompact Membrane Systems(CMS)は、1,650万ドル(約24億円)の資金を調達したと発表した。本資金調達の目的は、排出削減が困難な産業排出ガスに対応する同社の技術開発を支援することである。
1993年に設立されたデラウェア州を拠点とするCMS社は、温室効果ガス(GHG)排出の回収と削減に使用される膜を提供している。同社のソリューションは、モジュール化、電動化、費用対効果に優れており、再生、蒸気、化学溶剤の必要性をなくすよう設計されており、高コストやエネルギー集約度など、従来の炭素回収技術の問題点を解決している。
同社によると、今回の資金調達は、オレフィンと炭素回収ソリューションの開発と商業化を支援するもので、2026年までに完全に電化された低コストのソリューションを製造することを目標としている。
本資金調達ラウンドは、先端材料ベンチャーキャピタルのパンゲア・ベンチャーズが主導し、GCベンチャーズ、ソルベイ・ベンチャーズ、シェブロン・テクノロジー・ベンチャーズ、テクニップ・エナジーズを含む他の投資家とともに、パンゲア・ベンチャーズ・インパクト・ファンドの2番目の投資となった。
【参照ページ】
(原文)Compact Membrane Systems Raises Oversubscribed Series A Round to Develop Revolutionary Carbon Capture Technology
(日本語参考訳)炭素回収技術プロバイダーCMS、1,650万ドルを調達