1月24日、モジュール型データセンターの開発・運営を行うECLは、700万ドル(約9億円)のシード資金の調達を発表した。本資金は、完全再生可能な1MWの電力とゼロエミッションを備えた同社初のビルト・トゥ・スーツ型モジュール型データセンターの納入を支援する。
ECLは、Facebook、Microsoft、LinkedIn、Cisco、HPE、Bloom Energyといった企業のデータセンター経験者によって設立され、電力管理や冷却のイノベーション、オフグリッド電源の使用など、破壊的なエンジニアリング、設計、新技術を用いて完全にグリーンなデータセンターを開発している。同社のデータセンターは、電力や水などの地域資源を一切消費せず、極めて低いノイズレベルでゼロエミッションで運用されている。
同社によると、新しいデータセンターは、グリーン水素を主電源とする世界初の完全なグリーンオフグリッドデータセンターになるとのこと。今回のシード資金調達ラウンドは、Molex VenturesとHyperwise Venturesが主導した。
【参照ページ】
(原文)ECL Introduces World’s First Fully-Green, Hydrogen-Powered, Off-Grid Data Center-as-a-Service with 99.9999 Percent Uptime at Significantly Lower Cost Than Traditional Colocation Data Centers
(日本語参考訳)ECL、9億円超を調達し、ゼロエミッションなデータセンターの建設を開始