12月5日、IKEAは太陽光発電パネルを装備した電動カーゴバイクを、顧客に商品を届ける物流の最後の区間(ラストワンマイル)での輸送において導入すると発表した。
昨年、オランダのデルフトにあるIKEAストアでは、店舗周辺の市街地でソーラーカーゴバイクを使った試験運用を実施した。試験運用を評価した世界のIKEAフランチャイザーは、規模を拡大して、世界中のすべてのIKEAストアで、より持続可能で利用しやすく、コスト効率のよい代替手段を宅配便に追加する可能性を提供することを決定している。
グローバルに展開するIKEAのフランチャイザーは、サステナビリティ、アフォーダビリティ、アクセシビリティの3つを重要な優先分野としている。都市環境のニーズやeコマースの増加に対応でき、かつ気候や環境、コワーカーにやさしい新しいロジスティクスとカスタマー・フルフィルメントのソリューションを見つけることで、3つの優先事項のすべてを達成している。
IKEAは2030年までに、事業を拡大しながら、バリューチェーンが排出する量よりも多くの温室効果ガスを削減することで、気候変動に対応できる企業になることを目標に掲げている。
【参照ページ】
(原文)Solar-powered cargo bikes to reduce the home delivery climate footprint
(日本語参考訳)IKEA、宅配便の環境負荷低減に向け、ソーラーバイクを導入