ZARA、中古市場へ参入 「Pre-owned」サービスを開始

ZARA、中古市場へ参入 「Pre-owned」サービスを開始

11月3日、Zaraは環境への影響を軽減するため、英国の買い物客がZaraで購入した衣料品を転売、修理、寄付できるよう支援するサービスを開始する。

本サービスは、Zaraが転売や修理に乗り出す最初のステップとなるもので、買い物客はオンラインまたは店舗で修理の予約や不要な商品の寄付をしたり、不要になったZaraの商品をオンラインで販売するために投稿することができる。

出品者は、ZARAが提供する詳細な商品情報とともに商品の写真を撮影する。販売プラットフォームは、ZARAのウェブサイトとアプリで運営され、支払いはStripeのシステムで処理される。売買が成立すると買い手の情報が伝えられ、売り手から商品が送られる。

本サービスは、当初は収益性が見込めないことが判明している。Zaraのサステナビリティ責任者であるPaula Ampueroは、「現段階では、このプラットフォームは、顧客が衣類の寿命を延ばし、より循環的なアプローチを取るためのツールとしてのみ考えられている。」と述べている。

Zaraは、レンタル、再販、修理に手を出す多くの小売業者の仲間入りをした。業界がその高いカーボンフットプリントに対する批判に直面し、買い物客が資源の再利用やリサイクルを可能にする、より環境に優しい「循環型」の選択肢を求めているためである。

【参照ページ】
(原文)Zara enters resale market with Pre-owned service
(日本語訳)ZARA、中古市場へ参入 「Pre-owned」サービスを開始

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る