アサヒバイオサイクル、「ビール酵母細胞壁」由来の農業資材で“稲作の天敵”ジャンボタニシによる稲の食害低減
アサヒバイオサイクル株式会社は、JAぎふと共同で、水稲栽培に「ビール酵母細胞壁」由来の農業資材(肥料原料)を使用することで、ジャンボタニシによる稲の食害を低減できるかを確認する評価試験を行いその効果を確認した。
ジャンボタニシは水稲など水田作物を食害することで知られている外来種の貝の一種で、温暖化の影響で生息範囲が広がっている傾向にあり、農業における深刻な問題の1つとなっている。
2020年6月、岐阜県瑞穂市の約5haの水田に、田植えに合わせて「ビール酵母細胞壁」由来の農業資材(肥料原料)を使用したところ、隣接する肥料原料を使用しなかった水田の約2割の稲がジャンボタニシの食害被害があったのに対し、使用した水田では食害された稲はほとんど見られなかったという。
【参照ページ】水稲栽培に「ビール酵母細胞壁」由来の農業資材(肥料原料)を活用、 “稲作の天敵”ジャンボタニシによる稲の食害が低減