10月21日、グローバルなプロフェッショナルサービス企業であるEYとハイテク企業であるMicrosoftは、クライアントの業務上の脱炭素化やネット・ゼロ目標の支援を目的としたESGデータ管理ソリューションの開発に関する提携を拡大することを発表した。
本提携は、EYとMicrosoftの両社が、サステナビリティと気候変動に焦点を当てた独自の機能およびソリューションを顧客向けに構築するために行われたものだ。Microsoftは昨年、Software as a Service(SaaS)ツールにより、企業がより簡単かつ効果的に排出量を記録、報告、削減、交換できるようにすることを目的としたCloud for Sustainabilityを発表した。今年初め、Microsoftは、クラウド・フォー・サステナビリティの一般提供を発表し、データ・インテリジェンスを統合した新しいソリューションであるサステナビリティ・マネージャーとの統合を発表した。
EYは、昨年発表した一連のサステナビリティ目標の一環として、クライアントが収益性の高い脱炭素ビジネスを実現するためのサービスやソリューションに投資し、その他のサステナビリティの課題や機会に対する解決策を提供することを誓約している。EYの気候変動・サステナビリティサービス(CCaSS)プラクティスは、2,500人を超える様々な分野の専門家を抱え、気候変動やその他のサステナビリティ問題から生じるリスクと機会を企業が理解し管理できるよう支援している。
EYとMicrosoftによると、拡大したアライアンスは、炭素の追跡と報告の改善、炭素のバリューチェーン追跡の促進、炭素回収事業を支援するエンタープライズ炭素管理ソリューションの開発などの分野に注力し、炭素やその他の重要なESG領域についてより情報に基づいた意思決定、財務分析、外部報告を促進する予定である。
【参照ページ】
(原文)EY and Microsoft announce expanded alliance to help businesses achieve net-zero goals
(日本語訳)EYとマイクロソフト、企業のネット・ゼロ目標達成に向けた提携拡大について発表