アマゾンのAWS、2030年までのウォーター・ポジティブにコミット

アマゾンのAWSが2030年までにウォーター・ポジティブになることを誓約

11月29日、アマゾンのクラウドプロバイダーサービスであるAmazon Web Services(AWS)は、2030年までにウォーターポジティブを目指し、直接業務で使用する以上の水を地域社会に還元し、インド、英国、米国で水補充プロジェクトをサポートするというコミットメントを発表した。

同社によると、ウォーター・ポジティブな目標を達成するための戦略は、水効率の向上、持続可能な水源の利用、コミュニティでの再利用のための水の還元、水補充プロジェクトの支援といった4つの重要な側面から構成されるとのことだ。

その中には、インドで最近発足した水と衛生に焦点を当てた非営利団体WaterAidのプロジェクトの支援、英国ではThe Rivers TrustおよびAction for the River Kennetと協力してテムズ川の支流に2つの湿地を作ること、米国では自然保護非営利団体Freshwater TrustおよびOmochumne-Hartnell Water Districtと協力してCosumnes川の冬の水を使って年間1億8900万リットルの地下水を再補充することも含まれている。

また、水の再利用とリサイクルの目標達成に向けた継続的な取り組みとして、2021年に1キロワット時あたり0.25リットルとなった世界の水利用効率(WUE)指標を毎年報告すると発表した。

本基金は、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの1億人に気候変動に強い水と衛生のソリューションを提供するために活動している。

【参照ページ】
(原文)AWS Plans to Slash Water Use in its Cloud Data Centers
(日本語訳)AWS、クラウドデータセンターにおける水使用量の削減を計画

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る