7月7日、Umicoreは、燃料電池技術の急成長を取り込むため、中国常熟市の大規模な燃料電池触媒工場の建設への投資を発表した。本工場は、水素ベースのクリーンなモビリティへの転換を加速し、2030年までの需要に対応することができる。また、当初からカーボンニュートラルになるように計画・準備されており、バリューチェーンにおけるスコープ3排出量の削減に貢献する。
上海の北西に位置する本工場は、2024年末までの稼働を予定しており、顧客の成長に合わせて拡張することが可能である。また、 Umicoreのプロトン交換膜(PEM)燃料電池触媒におけるリーディングテクノロジーと市場での地位を強化し、現在ドイツと韓国にあるUmicoreの先駆的な生産・研究開発施設を補完する。
Umicoreは、循環型ビジネスモデルの一環として、燃料電池触媒をリサイクルし、プラチナなどの金属を燃料電池触媒の生産に再利用することで、スコープ3のCO2排出量を削減することも行っている。燃料電池触媒は、主に長距離の大型自動車に使用される。
【参照ページ】
(原文)Umicore to build large-scale fuel cell catalyst plant in China to cater for accelerated hydrogen clean mobility growth
(日本語訳)Umicore、中国で燃料電池用触媒の大規模工場を建設