Partners Group、エネルギー効率化プラットフォームBudderflyに約700億円を投資

パートナーズグループ、エネルギー効率化プラットフォーム「Budderfly」の過半数株式取得のため5億ドル(約700億円)を投資

7月11日、世界的なプライベートマーケット投資家であるPartners Groupは、エネルギー効率化技術プロバイダーであるBudderflyの過半数株式の取得と成長資金の提供に5億ドル(約700億円)を出資し、同社を数十億ドル規模のインフラプラットフォームへと成長させることを目指すと発表した。

Budderflyは、エネルギー需要や消費の測定、削減、管理を可能にするソリューションを企業や組織に提供している。同社のEnergy-as-a-Service(EaaS)プラットフォームは、プロジェクトリスクや費用負担なしに、エネルギー効率の改善と使用量の削減を即時に保証するものだ。同社は顧客と長期契約を結び、エネルギーコスト削減分を収益とする。Budderflyは、エネルギー効率化技術のアップグレードに関する包括的なポートフォリオの設計、統合、設置、全額出資を行い、顧客のエネルギー使用量を管理・監視している。

今回の投資は、費用対効果の高い脱炭素ソリューションに対する市場需要の高まりを受けて行われた。Budderflyは、過去数年間で売上高が毎年2倍以上になるなど、急成長を遂げている。

Partners Groupは、同社の継続的な成長の支援を目的として、今回の投資で追求する一連の主要なイニシアティブを概説した。その中には、販売能力の拡大と新規サイト設置の実行、顧客サービスの拡大、ソフトウェア、分析、ネットワーク技術への投資、さらなる相乗効果をもたらす戦略的買収などが含まれる。

【参照ページ】
(原文)Partners Group acquires a majority stake in Budderfly, further accelerating the growth of the most comprehensive Energy–as–a–Service provider in North America 
(日本語訳) パートナーズグループがバダーフライ社の株式の過半数を取得し、北米で最も包括的なEnergy-as-a-Serviceプロバイダーの成長をさらに加速させる

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る