3月24日、Carlyleグループは、グローバル・ポートフォリオ全体の多様性、公平性、包括性(DEI)戦略および目標の加速に向け、同社のポートフォリオ企業のCEOで構成される「Carlyle DEI Leadership Network」の設立を発表した。
本ネットワークの主な活動内容としては、毎年CEOが集まり、専門家の意見を聞き、成功事例や課題を共有し、セクターを超えたリーダー同士の交流を図ること、四半期ごとにDEI専門家の講演会を開催すること、DEIに関するアイデアを交換し議論するためのコミュニケーションチャネルを確立し、企業内で実行可能なDEIイニシアティブを支援するリソースやツールにアクセスできるようにすること、などが予定されている。ネットワークの初会合は、3月24日に開催した。
Carlyleは、ESGの重要な目標の一つとして、ポートフォリオの多様性を推進している。本ネットワークの設立は、Carlyleが昨年、サステナビリティに関連した2つのクレジットファシリティ(総額60億ドル以上)に署名したことを受けたもので、その条件は、所有後2年以内に支配企業の取締役に30%の多様な人材を登用するという目標に紐付けられている。
【参照ページ】
(原文)Carlyle Establishes DEI Leadership Network of Portfolio Company CEOs as it Continues Push to Advance Diversity Standards Across the Private Equity Industry
(日本語訳)カーライル、プライベートエクイティ業界全体でダイバーシティスタンダードを推進し続ける中で、ポートフォリオ企業のCEOのDEIリーダーシップネットワークを確立