Carlyle、ポートフォリオ全体のDEI戦略・目標の加速に向け、CEOネットワークを設立

3月24日、Carlyleグループは、グローバル・ポートフォリオ全体の多様性、公平性、包括性(DEI)戦略および目標の加速に向け、同社のポートフォリオ企業のCEOで構成される「Carlyle DEI Leadership Network」の設立を発表した。

本ネットワークの主な活動内容としては、毎年CEOが集まり、専門家の意見を聞き、成功事例や課題を共有し、セクターを超えたリーダー同士の交流を図ること、四半期ごとにDEI専門家の講演会を開催すること、DEIに関するアイデアを交換し議論するためのコミュニケーションチャネルを確立し、企業内で実行可能なDEIイニシアティブを支援するリソースやツールにアクセスできるようにすること、などが予定されている。ネットワークの初会合は、3月24日に開催した。

Carlyleは、ESGの重要な目標の一つとして、ポートフォリオの多様性を推進している。本ネットワークの設立は、Carlyleが昨年、サステナビリティに関連した2つのクレジットファシリティ(総額60億ドル以上)に署名したことを受けたもので、その条件は、所有後2年以内に支配企業の取締役に30%の多様な人材を登用するという目標に紐付けられている。

【参照ページ】
(原文)Carlyle Establishes DEI Leadership Network of Portfolio Company CEOs as it Continues Push to Advance Diversity Standards Across the Private Equity Industry
(日本語訳)カーライル、プライベートエクイティ業界全体でダイバーシティスタンダードを推進し続ける中で、ポートフォリオ企業のCEOのDEIリーダーシップネットワークを確立

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る