炭素回収スタートアップHeirloom、Breakthrough Energyとマイクロソフトの支援を受け、64億円の資金調達を実施

ダイレクト・エア・キャプチャー(DAC)技術のスタートアップ企業であるHeirloomは、シリーズA資金調達ラウンドで64億円の調達を発表した。これは、ダイレクト・エア・キャプチャー技術におけるこれまでで最大の資金調達額であり、Carbon Direct Capital Management、Ahren Innovation Capital、ビル・ゲイツが設立したBreakthrough Energy Venturesが共同で主導した。

今回の資金調達で得た資金は、研究開発および技術の実用化と、会社の規模拡大に使用される予定だ。Heirloom社のソリューションは、低コストで直接空気捕捉を行うことを目的としており、豊富で手頃な価格の鉱物を利用して、CO2を天然鉱物に結合する自然プロセスを強化する。同社は、2035年までに10億トンの二酸化炭素を大気から除去する目標を掲げている。

【参照ページ】

(原文)Direct Air Capture Startup Heirloom Raises $53MM Series A, Among the Largest Investments in New Carbon Removal Technologies
(日本語訳)炭素回収のスタートアップ「Heirloom」がビル・ゲイツ氏のBreakthrough Energyとマイクロソフトの支援を受け、64億円の資金調達に成功

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る